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朝鮮学校の処遇改善求め愛知の同胞ら、7万人分の署名提出

 朝鮮学校に対する私立学校並みの教育助成、朝高卒業生の国立大学への受験資格を求めて署名を集めてきた在日朝鮮人民族教育愛知県対策委員会が昨年12月24日、県公館を訪れ、署名を提出した。金鎭度・総聯県本部委員長、愛知中高の黄判坤校長や李紀和さん(高1)らが、長谷川信義副知事と立松誠信・県議会副議長に県下同胞が集めた7万53人分の署名を手渡し朝鮮学校の処遇改善を訴えた。

 この日金委員長らは、朝鮮学校児童、生徒たちに対する人権侵害が続いていることと関連し、啓発活動を求める要望書も提出。朝高生の李さんは友人が買い物中に店員から暴言を吐かれたことを紹介しながら、「今は怖いというのが率直な気持ち。電車に乗ったり、夜道で自転車に乗るのが本当に恐ろしい」と述べた。

 「日朝教育、文化交流をすすめる愛知の会」の高橋則行会長代行ら県会議員5人も同席した。愛知の代表は、今月中旬にも大阪、広島の代表とともに文部科学省に署名を提出する予定だ。【愛知支局】

[朝鮮新報 2003.1.9]