国公立大学受験資格差別問題と関連して東京の朝鮮会館で教育権利擁護緊急会議開く |
教育権利擁護のための緊急会議が2月28日、東京都千代田区の朝鮮会館で行われた。会議には総連中央の徐萬述議長と許宗萬責任副議長、゙令鉉副議長、「益柱教育局長、各 総連本部委員長と教育部長など関係者が参加した。 会議では徐萬述議長があいさつし、現在日本当局は3月中に国立大学入試資格問題について、朝鮮学校などアジア系外国人学校を排除するという差別的な文部科学省の見解を発表し、4月中旬には内閣会議で審議、制度化を強行しようとしていると指摘。これは決して許すことのできない民族教育に対する新たな差別であり、政治的企図のもとに行われようとしている在日同胞の権利に対する侵害とはく奪だと指摘、日本当局のこうした企図の重大性を正確に認識することについて強調した。 また、各層の同胞が参加して広範な大衆運動を展開し、北と南、海外の同胞にも民族的抗議行動を呼びかけるとともに、日本在住の外国人とも連帯し世論喚起していく必要性についても言及した。 会議では蔡成泰大阪府教育会会長、具大石東京朝高校長兼教職同中央委員長、梁玉出女性同盟副委員長、金鎮度 総連愛知県本部委員長らが討論し、文部科学省の企図は露骨な民族差別であり、教育問題を政治化し民族教育を抹殺しようとのとうてい容認できない暴挙であると非難しながら、権利擁護のための運動の先頭に立つ決意を表明した。 討論ではまた、民族教育の正当性を内外に知らしめるために今月、日本各地の朝鮮学校で一斉に公開授業を行おうとの提起がなされ、満場一致でこの提案を採択した。 [朝鮮新報 2003.3.1] |