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全外国人学校に大学受験資格付与を−オモニ会中央連絡会代表、文部科学省に要請

 文部科学省が外国人学校の大学受験資格をインターナショナルスクールにのみ付与する方針を正式に表明したことと関連し、7日、朝鮮学校オモニ会中央連絡会(梁玉出会長)の代表が東京都千代田区の参議院会館を訪れ、遠山敦子・文部科学大臣あての要望書を提出。朝鮮学校をはじめとするアジア系外国人学校生徒にも受験資格を付与することを力強く求めた。

 この日、要請に訪れたのは、梁会長をはじめとする東京第4、西東京第2、愛知中高、大阪朝高、神戸朝高の各朝鮮学校オモニ会会長、オモニ委員会責任者、保護者らの7人。大島令子・衆議院議員(社民)と朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会の清水澄子代表らが同席した。

 対応した文部科学省の亀田徹課長補佐と黄地吉隆係長に梁会長が要望書を提出。「今回の中央教育審議会での決定に失望している。差別を早急に是正し、朝鮮学校をはじめとするすべての外国人学校に国立大学受験資格を付与することを求める」と主張した。続いてそれぞれの参加者が怒りに満ちた心情を述べた。

 これに対し亀田課長補佐は、「国際的な評価団体によって認定を受けた外国人学校は、一定水準の教育を確保していると判断した。他の外国人学校についても引き続き検討していきたい」と答えた。

[朝鮮新報 2003.3.8]