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文部科学省の民族教育に対する差別的な方針と関連し、大阪、兵庫で緊急集会

 6日、「民族教育に対する新しい差別に反対する兵庫同胞の緊急集会」が神戸市のジョイプラザで、7日には在日本朝鮮人民族教育大阪府対策委員会など18団体が主催する大阪同胞・保護者の緊急集会が東成区民ホールで行われた。兵庫集会には400人、大阪集会には600人が参加。会場は立ち見が出るほどで日本市民や同胞が差別的な方針に怒りをぶつけた。

 大阪の集会では 山中きよ子府議会議員、武村二三夫弁護士、渡邊了堺ハッキョの会初代代表、朝鮮学校を楽しく支える会の長崎由美子さんと同胞保護者らが発言。兵庫の集会でも杉田哲県会議員、林同春・兵庫県外国人学校協議会会長、朝鮮学校をささえる会の山村ちずえ会長ら日本市民の発言が続いた。渡邊さんは、「南アフリカのアパルトヘイトのような差別をするのなら、日本は文化的に貧しく、民族に序列をつける前近代的な国だと世界に宣言するに等しい」と非難した。また、神戸初中オモニ会の韓弘美さんは、「受験資格問題でひとつ譲歩すれば、民族教育の権利をすべて失いかねない」と団結と行動を呼びかけた。

 両集会では、日本政府に方針撤回を求める抗議団を結成し近日中に東京に送ることや、郵便、ファクス、電子メールを通じた抗議行動が呼びかけられた。大阪では26日に朝・日合同の集会が開かれる。

[朝鮮新報 2003.3.8]