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各地の朝鮮学校63校で公開授業−東京中高

「高水準、しっかりしている」

ディベート授業で生き生きと発言する生徒たち

 東京中高では午前9時から2時間にわたり、高1、2の全クラスで日本市民とマスコミを対象にした公開授業が行われた。

 日本の高等学校で教鞭をとった経験もある岡田昭人さんは、ほとんど英語だけで行われている英語の授業を参観しながら、「日本語で進行する日本学校の英語の授業と比べても水準が高い。歴史の授業では、受験重視の日本学校に比べ日本の近現代史をしっかり教えていると見受けられた」と感想を述べた。

 また小田川千枝子さんは、「なんらそん色はない。今回の決定について日本人のひとりとして恥ずかしく思う」と語った。

 授業参観に続き、同校体育館で行われた「不当な差別に抗議する教員・学生集会」では、「在日コリアンの子どもたちに対する嫌がらせを許さない若手弁護士の会」から送られた激励メッセージが紹介された。集会には、授業を参観した城北法律事務所(東京・池袋)の黒田信一弁護士が飛び入り参加し、「差別が続いていることを日本人として恥ずかしく思う。悪い日本人ばかりじゃないということを知ってほしい」と述べた。

 集会では、遠山敦子大臣に送る「民族教育に対する処遇改善を求める要望書」が、同校高級部生徒一同の名前で採択された。

[朝鮮新報 2003.3.11]