「民主主義と言えない」

神奈川初中高で公開された英語の授業風景、すべて英語で進める授業に日本市民らは関心を寄せた

　神奈川朝鮮初中高級学校(横浜市)では公開授業と緊急集会が開かれ、日本の教育関係者と大学生、同校の保護者らが初、中、高の授業を見て回った。

　床井茂弁護士は、｢文科省の今回の決定は普通の差別ではなく、在日朝鮮人に対する迫害だ。今後もこの措置についてたくさんアピールをし、朝鮮学校生徒の未来のために奮闘したい｣と話した。

　YMCA福祉専門学校校長で川崎YMCAの岩邉俊久館長は、「今回の措置は差別中の差別。果たして日本が唱える民主主義だと言えるだろうか。政府の動きには断固反対しなければならず、日本が国際社会の一員として堂々とするためには、朝鮮学校の生徒たちにたくさんの機会を与えるべきだ。インターナショナルスクールが国際学校なら朝鮮学校も国際学校として当然認められるべきだ」と語気を強めた。

　緊急集会では禹載星校長が報告し、床井茂弁護士ら３人が来ひんのあいさつをした。続けて保護者を代表して李光会さんが発言。また、文科省に提出する要請文を金松雄神奈川県教育会会長が読み上げた。

［朝鮮新報 2003.3.11］