外国人学校卒業生の大学受験資格問題と関連し朝大生ら抗議集会とデモ−与野党国会議員も参加「最後まで闘おう」 |
文部科学省による大学受験資格差別問題と関連し、日本の大学生、朝鮮大学校や日本の大学に通う同胞学生らで結成された「大学入学資格差別に反対する青年学生有志の会」が14日、衆議院議員会館での抗議集会と東京都港区の芝公園から文部科学省前までのデモ行進をそれぞれ行った。 議員会館で行われた抗議集会には、社民党の福島瑞穂幹事長をはじめ、中川智子、金子哲夫、日森文尋の各衆院議員、民主党の山元勉、石毛^子両衆院議員、公明党の赤羽一嘉、斉藤鉄夫両衆院議員、共産党の畑野君枝参院議員など多数の国会議員と大学生、関係者らが参加。主催者を代表して朝鮮大学校教育学部3年の姜承基くんが報告。今日の集会は小さな一歩かもしれないが、今後大きな一歩になるよう努力していこうと訴えた。 つづいて議員たちが「今回の措置は時代錯誤的なもの。21世紀は人権の時代、国際化の時代であり、これに逆行するものとは最後までたたかう」(赤羽議員)、「日本政府は国際人権規約や子どもの権利条約、人種差別撤廃条約などを批准または加入しているにもかかわらず、インターナショナルスクールにだけ受験資格を認めた。これは朝鮮ひいてはアジアに対する差別意識の表れで、力を合わせてたたかおう」(福島幹事長)などと激励した。 一方、デモの参加者らは「What's 教育 Why 英米優遇」などのプラカードを手に抗議。「有志の会」の代表らは、文科省の前でデモ行進者らと合流、要望書を文科省に手渡した。 [朝鮮新報 2003.3.15] |