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外国人学校卒業生の大学受験資格−朝・日の大学生ら院内集会開く

 「民族学校に受験資格を!」。朝・日の大学生らが17日、東京・永田町の衆議院第2会館で院内集会を開き、インターナショナルスクールに限定して大学受験資格を与えようとする文部科学省に反対の声をあげた。集会に賛同した朝・日の大学生、大学院生、大学教員、一般市民らは646人。会場には山元勉衆院議員、はたの君枝参院議員ら200人がかけつけ、会場をびっしりと埋めた。

 外国人学校卒業生に対して受験資格をいっさい認めていない国立大学では11日、1100人を超える教職員らが受験資格を求める声明を発表したが、呼びかけ人で東京外国語大学の中野敏男教授は、「報道は寂しいものだった。マスコミの状況はかなりひどい。いろいろな所で声を上げることが大事だ」と課題を述べた。東京大学からも高橋哲哉、姜尚中教授が発言。姜教授は、「日本がアジアに対して根深い、非常に固執的に敵対的な関係を作ろうとしている。広い視野で見れば日本が朝鮮半島の問題を日米関係だけで解決するのか、アジア諸国との関係の中で解決するのか、政治の中で大きな綱引きが起きていることを理解する必要がある」と分析した。

 朝鮮、中華、ブラジルの関係者も続々と発言。神奈川朝高の朴将善さんは、「一度も学校に見にこないで決めることに怒りを覚える」と訴えた。東京韓国学校の金熙錫PTA会長はメッセージを寄せた。

[朝鮮新報 2003.3.18]