〈大学受験資格問題〉 神戸朝高、県弁護士会に人権救済申し立て |
大学受験資格問題と関連し、神戸朝鮮高級学校の崔在鳳校長、学父母を代表し趙玉実さん、学生を代表し李一史さん(2年)が連名で20日、兵庫県弁護士会に人権救済申立を行った。 申立では、アジア系の民族学校出身者には国立大の受験資格を与えないという文部科学省の方針は人権侵害にあたると指摘、弁護士会に調査と適切な措置を講じるよう求めた。 申立書によると、2001年3月現在、日本の公私立大のうち公立の34校(51.5%)、私立の228校(49.9%)が朝鮮高級学校卒業生に対して受験資格を与え、神戸朝高では今春、3年生134人中、50人が受験資格を認めている大学を受験したと指摘。 また、日本学校の教育内容を参考に「1条校」に準ずる民族的な教育を行っている同校の公開授業を参観した多くの国会議員、県会議員、市議会議員、県や市の教育担当者、学校関係者らが同校の教育内容を認めているとし、文科省の方針は人権侵害にあたると主張した。 [朝鮮新報 2003.3.27] |