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〈大学受験資格問題〉 神戸、千葉の代表ら文科省に要望書提出

 崔在鳳・神戸朝鮮高級学校校長と金翼・神戸中華同文学校校長が25日、民主党の土肥隆一衆議院議員と共に文部科学省を訪れ、外国人学校への差別撤廃と受験資格付与に関する公正な判断を促す要望書を提出した。

 崔校長らは、応対した文部科学省の黄地吉隆・大学課大学改革推進室法規係長に対し、本人にどれだけの能力があるのかを決めるのが入試の本来の目的であり、入口のところで学校によって差別するのは不公平だと指摘。こうした立場や方針は国際社会ではとうてい受け入れられないものだと強調した。

 また、「おかしな制度が作られないよう文科省も努力してほしい」(土肥議員)、「機会均等をうたっているのだから、すべての外国人学校に同じ基準を適用すべき」(金校長)などと訴えた。

 一方、李炳河・総聯千葉・西部支部委員長をはじめとする在日本朝鮮人千葉県西部地域同胞の会の代表10人も同日、文部科学省を訪れ要請書を手渡した。

 代表らは、「文科省は1度でも朝鮮学校に行き、教育内容や実態を調べたのか」(禹紀由美・千葉初中父母代表)、「文科省のいうインターナショナルスクールとは一体どういう学校なのか。アジアの学校がそこに属さないのはなぜなのか」(姜明子・女性同盟千葉・西部支部副委員長)などと、文科省の民族差別的な方針を非難した。

[朝鮮新報 2003.3.28]