〈大学受験資格問題〉 日本児童文学者協会のパブリックコメント |
私たちは、子供たちに向けた民主主義的な文学の創造と普及に携わる人々の組織である、社団法人・日本児童文学者協会の中の国際部として、主にアジアの児童文学との共生を目指して活動しているものです。 常に子供の側に立ち、その創造的な思考と欲求を呼び起こすための活動を目指している私たちは、この民族学校を除外する決定を子供の人権侵害として強く抗議し、すべての外国人の子供たちに、大学受験資格を認定してくださるよう要望します。そうした道こそが、真の国際協調、国際貢献であり、いま、日本の子供たちが学んでいる国際理解というテーマにとって、生きた教材となるのではないでしょうか。 私たちは、アジアの子供たちの平和と共生を願う立場から、子供たちがその生活の場で、可能な限りの教育を受ける権利を行使するのに、いかなる差別も受けるべきではないことを強く訴えます。(3月24日=要旨) [朝鮮新報 2003.4.2] |