〈大学受験資格問題〉 大阪の同胞青年団体ら認定求めJR駅頭で署名 |
在日本朝鮮青年同盟大阪府本部、在日本朝鮮留学生同盟大阪府地方本部、在日韓国青年同盟大阪府本部、在日韓国青年連合大阪地方協議会、祖国統一在日韓国学生協議会関西の5団体が3月28日、JR鶴橋、桃谷、京橋の各駅前で、文部科学省に朝鮮学校や韓国学校などの民族学校に大学受験資格を認定することを求めるビラ配布と要請葉書の署名を行った。 参加者らは、「すべての外国人学校に大学受験資格を」「民族学校への差別許さない」などのプラカードを掲げながら、市民に協力を訴えた。 署名に協力した市民らは、「知らなかった。くじけずにがんばってくれ」などと声をかけていた。 関西大学3回生の李英実さんは、「後輩の中には大検に落ちて浪人をしている人もいると聞いた。私たちのような苦労を後輩たちにはさせたくない」と署名活動に参加した理由を話す。 留学同大阪の金喜連委員長は、「私たちが求めているのは特別なものではなく、ごく当然なこと。文科省は今回の問題の『凍結』を発表したが、決して終着点ではない。今後も声を大にして民族学校の全般的処遇改善を求めていきたい」と話した。 ビラ配布と署名活動を終えた参加者らは近くの公園に集まり、今後も団結してこの問題に取り組んでいくことを確認した。 一方、これに先立つ27日には「民族学校卒業生に大学受験資格を求める東大阪緊急学習集会」が東大阪市民会館で行われた。 集会では、大阪朝高の尹誠進教務部長が学校と生徒が置かれた現況について、つづいて金大守・東大阪初級教育会会長が、これまでの経過についてそれぞれ報告した。 また集会では、阪神教育闘争55周年を迎える24日に大規模集会を行うことについて論議された。 [朝鮮新報 2003.4.7] |