大学受験資格獲得に尽力−東京朝鮮中高級学校で公開授業 |
東京朝鮮中高級学校(北区十条)で5月31日、公開授業と芸術公演が行われ太田昭宏衆議院議員(公明党幹事長代行)をはじめ、文化人、教育関係者ら各界とテレビ朝日、TBS、フジテレビ、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞などのメディア、日本市民ら約200人と同胞学父母ら約600人が訪れた。 中、高級部1、2、3年生の授業が2時限ずつ行われ、初めて同校を訪れた人々は朝鮮語で進められる授業に関心を寄せていた。 公開授業後、東京朝鮮文化会館で芸術公演が行われた。あいさつした具大石校長は、「今日ここに訪れた人たちには、朝鮮学校に対してもっと関心を持ってほしい。グローバル化の避けられない現社会において、国際社会に貢献できるように努力していきたい」と語った。 太田昭宏衆議院議員は、「日本には朝鮮学校に対する差別がまだ根強く残っている。今後も力になって受験資格獲得のため戦っていきたい」と語った。片野令子練馬区議会議員は、「生徒たちのはつらつとした姿にとても感銘を受けた。国立大学受験問題は明らかに民族差別。子供たちのためになんとか力になってあげたい」と語った。また公開授業後、女性同盟東京練馬支部主催で学生たちと日本市民らの懇談会も行われた。総合雑誌「世界」の岡本厚編集長は、「受験資格獲得のため、生徒たちにできる限りのことをして力になりたい」と語っていた。 [朝鮮新報 2003.6.3] |