〈大学受験資格問題〉 北海道、関東地域で署名運動、北九州では公開授業 |
朝鮮学校卒業生の日本の国立大学受験資格問題と関連し、同胞学父母、生徒らが各地で署名運動を展開している。26日、JR横浜、川崎、鶴見、武蔵小杉、藤沢駅前で、22日には札幌・大通り公園周辺で、21日にはJR浦和と千葉駅前でそれぞれ行われ、多くの日本市民から理解と支持、賛同を得た。 一方、27日の東京都北区議会定例会議は、議員提出議案「外国人学校に平等な権利を認めることを求める意見書」を可決し、小泉首相と遠山文科大臣に送ることにした。北区朝鮮学校父母の会(李準悳代表)では11日、受検資格の付与、朝鮮学校への特定公益増進法人認可を文科省が認めるよう北区議会議長に陳情書を提出していた。 また16〜18日にかけて、川崎民族教育推進委員会の金三浩会長をはじめ、商工会会長、川崎初中、南武初級の両校長らが川崎市を訪ね、日本政府が民族学校卒業生にも受検資格を認めるよう要望する意見書を市議会議長、市長あてに提出した。 一方、北九州初中では公開授業が22日に開かれ、北九州市教育委員会課長ら150余人の日本市民らが参加した。 中間市立中間東小学校のある教員は「生徒たちはとても礼儀正しく、授業にも集中していた。わが校も見習いたい」と感想を述べていた。 [朝鮮新報 2003.6.28] |