「万景峰９２」号による祖国訪問を願う関東および近畿地方の同胞らの集いが９日、総聯東京都本部と総聯兵庫県本部講堂でそれぞれ開かれた。関東地方の集いには、「万景峰９２」号で祖国を訪れ親族との再会を待ち望んでいる同胞と修学旅行を予定している朝高生３００余人が、近畿地方の集いにも３００余人の同胞と朝高生らが参加。小泉首相に送る要請文を採択し、�@日本への寄港と人道目的の在日朝鮮人の祖国訪問が円滑、安全に行われ�Aいわれなき誹謗、中傷を根絶し、朝・日民間交流が幅広く行われる−措置を講じるよう求めた。

　各集いでは、総聯東京都本部の金守埴委員長と総聯大阪府本部の宋昌徒委員長がそれぞれ報告し、建国５５周年（９月９日）に際して祖国を訪問する同胞が「万景峰９２」号に乗船して行けるよう訴えた。集いでは、日本の各界人士が連帯のメッセージを述べ、学生、同胞らが自由往来の権利を求め、討論した。

［朝鮮新報 2003.8.12］