25日の「万景峰92」号新潟入港と関連し総連中央が記者会見 |
朝鮮海外同胞援護委員会が18日夜、在日本朝鮮人総連合会あてに送った手紙の中で、「万景峰92」号を来る25日新潟港に入港させると正式に通知してきたことと関連し、総連中央本部(東京都千代田区)は19日、記者会見を行った。内外の報道機関20社50余名が参加した。 会見では、同本部国際統一局の韓正治局長が談話を発表した。 談話は、「万景峰92」号の運航再開を切実に望んできた在日同胞と学生たちは、祖国のこの措置を熱烈に歓迎していると指摘、日本当局が船の入港に対する非友好的な姿勢を改め、在日同胞が無事に乗船して祖国を訪問できるよう適切な措置を講じることを強く要求すると言及した。 また、今回朝鮮海外同胞援護委員会が「万景峰92」号の新潟入港を正式に通知してきたことは、在日同胞の祖国訪問への切実な思いと強い期待に同胞愛をもって応えたものであると指摘した。 また談話は、さる6月に「万景峰92」号に対する情報操作と誹謗中傷が繰り返されたばかりか、前例のない厳戒態勢が敷かれることによって、同船の新潟入港を見合わせざるをえなかったことは周知の事実であると強く非難、これにより、祖国訪問を予定していた多くの在日同胞と学生たちは、計り知れない精神的苦痛と生活上の支障を受けたと指摘した。 また、「われわれは『万景峰92』号の新潟入港を伝えてきた祖国の措置に感謝の念を抱く一方、今もなお同船に対する根拠なき誹謗が執ように続けられていることに、強い憤りを禁じえない」と指摘、「万景峰92」号を故意に「犯罪船」視する日本の一部勢力による反対行動は、祖国への人道的な自由往来を望む在日同胞に対する重大な人権侵害であり、これは朝・日両国間の関係改善に反対する非友好的な行為であると言及した。 さらに談話は、「万景峰92」号の新潟入港に際し、異様ともいえる騒乱が繰り返されないことと、同船に対する悪意に満ちた根拠なき誹謗中傷を直ちに中止することを求めた。 また談話は、「われわれは、広範な日本国民とマスコミが、在日同胞の人道主義に基づく祖国訪問のための『万景峰92』号の運航再開に深い理解と協力を寄せてくれることを心から願う」と締めくくった。 談話を発表後、韓局長は記者たちの質問に応じた。 [朝鮮新報 2003.8.21] |