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兵庫県宝塚市に対する朝鮮学校補助金削減反対請願、市議会本会議で可決

 兵庫県宝塚市が来年度予算案から朝鮮学校に対する保護者補助金を削減する方針を打ち出したことに対する補助金削減反対の請願書が、16日に開かれた市議会本会議で、賛成多数で可決された。

 これを受けて17日と19日に行われた市議会の全体協議会では、議会決議の履行を求める議員が相次いで発言した。

 傍聴者らの話によると、「教育委員会が7項目をもって、朝鮮学校は(補助金)現状維持と回答したのに、どうして補助金削減対象に入ったのか」「請願が通ったことをどう思うか?」などの質問がなされた。

 これに対し行政側は、財政危機を理由に聖域なき一律削減を主張。「財政正常化のためにもご負担をしてほしい」(渡辺完市長)との答えがなされたという。

 また、2330人分の「補助金削減反対の署名簿」が17日までに議会に提出された。

 一方、隣接の尼崎市白井文市長は11月28日のフリートーキングの場で、尼崎東初級のオモニ会メンバーらに対し、朝鮮学校補助金を削減しないと言明している。

[朝鮮新報 2003.12.23]