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「核問題は朝米間で解決」−朝鮮外務省代弁人が談話発表

 朝鮮外務省スポークスマンは12月29日、朝鮮半島の核問題に関連し談話を発表した。

 談話は、最近朝鮮半島の核問題を国際化して朝鮮に対する圧力の雰囲気を作り出そうとする米国の策動がさらに露骨になっているとしながら、この問題は米国の対朝鮮敵視政策の所産であって、朝米間で解決すべき問題であると強調した。

 また、重油提供の中断で朝米基本合意文を事実上破棄したブッシュ政権により、朝鮮半島の核問題がさらに悪化していることを想起させながら、朝鮮側は最大の自制と忍耐をもって、問題の平和的解決に向けた対話の可能性を引き続き残していることについて言及した。

 談話は、米国があたかも国際社会を代表しているかのように振る舞おうとしているが、諸般の事実は、米国が国際社会を無視し自分勝手に振る舞う一方主義の典型であることを示していると指摘した。

 そのうえで、どの国であれ心から朝鮮半島の情勢安定と核問題の平和的解決を願うなら、米国の主張にだけ耳を傾けるのではなく理性的な思考と判断に基づいて公正な立場に立ち、米国が国際的合意を尊重し前提条件無しに朝鮮との対話に応じるよう当然の役割を果たすべきだろうと述べた。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.1.10]