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南大統領特使が平壌出発

 【平壌発=金志永記者】金大中大統領の特使として27日から平壌を訪問していた林東源青瓦台外交、安保、統一問題特別補佐役が日程を終え29日午前、専用機で出発した。

 これに先立ち、林特使は金容淳朝鮮労働党書記と会談した。会談の中で金書記は、歴史的な平壌対面以降この2年半の間、「わが民族同士」という共通の理念のもとに全民族が互いに力を合わせていく歴史の新しい章が開かれた事に言及し、情勢がどう変わろうと北と南の首脳によってもたらされた6.15共同宣言を民族共同の礎石として民族を重視する立場を堅持し、北と南がともに手を取り合っていくべきであると指摘した。

 さらに、朝鮮半島の情勢が緊張している状況で北と南がいつにも増して民族の意志と利益に即して共同で戦争の危険を防ぎ、平和を守っていくべきであると強調した。

 また、朝鮮半島の「核問題」をもっとも公正に解決できる唯一の方途は、朝米が平等な立場で直接会談をする以外にないとし、われわれの提案どおり朝米協議と朝米不可侵条約締結提案が実現されるべきであると述べた。

[朝鮮新報 2003.1.30]