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食糧分配の現場確認、北南合意に基づき統一部が発表

 統一部は26日、南側からのコメ40万トンの引渡しメンバー4人が、北側の南浦市近郊の臥牛島洞と南山洞など対北食糧分配の現場を20日に直接確認したことを明らかにした。

 統一部の関係者は、「2000年は北側の公開決定に従って現場を確認したが、今回は昨年8月30日(北南経済協力推進委員会第2回会議の時)の『北側は分配文書通報の時点で、南側の人員が直接コメの分配過程を現場で確認できる』との合意に基づいて現場を確認した」と述べた。

 南の引渡しメンバーらは、臥牛島洞と南山洞の分配現場で分配経路、分配基準、該当地域に対する分配状況などを確認した。

 コメの分配を受けた住民にもインタビューし、自分たちのもらっているコメが南からのものであり、「質が良くておいしい」「南の同胞たちのぬくもりを感じる」などの感想を述べていることについても言及した。

 北南は昨年の経済協力推進委員会第2回会議で、40万トンのコメを対北食糧借款の形式で提供することで合意しており、昨年9月19日から今年の1月15日にかけて、南浦市など西海岸地域に30万トン、清津など東海岸地域に10万トンのコメが提供された。

 北側は昨年12月17日と今年1月7日に食糧分配の結果を南に通報し、17日には朴昌蓮北南経済協力推進委員会北側委員長名義の電話通知文を通じてコメ提供に謝意を表明した。

 一方、南での世論調査によると20歳以上の市民のうち51.5%が「北の『核問題』いかんにかかわらず、同じ民族として支援をしなければならない」との意見であることが判明した。

 アンケート調査は、中央日報と東アジア研究院が「韓国社会科学データセンター」に共同で依頼したもので、昨年12月20日から27日にかけて行われた。

[朝鮮新報 2003.1.30]