ブッシュの「一般教書」は「露骨な侵略宣言」と朝鮮外務省代弁人 |
朝鮮外務省スポークスマンは1月30日、ブッシュ米大統領が1月29日に行った「一般教書」演説で朝鮮を挑発する言動をしたことと関連し、声明を発表した。 声明は、「ブッシュが抑圧的な政権が人民を統治している」「世界を欺きながら核兵器を開発し恐怖心をあおり、譲歩を得るために核計画を利用している」などと朝鮮を冒涜したと非難。 また、「ブッシュは白黒を転倒させる詐欺師であり、自分と違う対象は無条件で排斥する人間憎悪の化身であることを世界の面前にさらけ出した」と指摘。朝鮮を「悪の枢軸」と規定し核先制攻撃の対象に含めたことで、国際社会から憂慮の声が上がると、口では「侵攻する意思はない」と言いながら、空母を朝鮮東海に派遣したのはブッシュであると述べた。 声明は、「米政府の政策宣言は本質において朝鮮の制度を転覆させようとの露骨な侵略宣言だ」と指摘、「朝鮮はこれに対処するためにできることはすべてするだろう」と強調した。 [朝鮮新報 2003.2.1] |