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今年から3連休、朝鮮各地でさまざまな行事−民族情緒あふれる旧正月

子どもたちであふれる旧正月の金日成広場

 【平壌発=金志永記者】朝鮮では今年から、旧暦の祝祭日を伝統的な民俗祝祭日として大々的に祝っている。旧正月にあたる2月1日から3日までが休日となり、市民や子どもたちはさまざまな行事で旧正月を祝った。

 平壌市では1日午前、職場ごとに旧正月を祝う行事が行われた。休暇に入った市民らは、恩師や近所の知人を訪ね新年のあいさつを交わした。旧正月の朝、金日成広場は子どもたちでごった返した。凧あげやコマ回し、チェギチャギ(羽けり)などを楽しんだ。

チェギチャギを楽しむ子どもたち

 民俗遊びに興じる子どもたちを見つめていたある老人は、「私があの子らの年頃には国を奪われ、民俗的な伝統も日帝に奪われた時期だった。先祖伝来の美風良俗を生かしていかなくては。失った領土は取り返すことはできても、民族性はそうはいかないから」と話していた。

 1月31日にも旧正月を祝ういろいろなイベントが行われた。平壌市の中央労働者会館では労働者芸術宣伝隊による公演が行われたほか、青春通りのバスケット競技場では農民たちの民俗遊びが盛大に行われた。

 また、全国各地でも公演や民俗遊び、伝統衣装ファッションショー、正月料理品評会など多彩な行事が行われた。

[朝鮮新報 2003.2.7]