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日本の過去清算求める国際的機構設置を−朝鮮の日本軍「慰安婦」・強制連行被害者補償対策委員会年次総会、平壌で開く

 朝鮮の日本軍「慰安婦」・強制連行被害者補償対策委員会の年次総会が1日、平壌で行われた。

 総会では、同対策委員会の洪善玉委員長の報告、そして参加者による討論が行われた。

 報告と各討論では昨年、日本軍「慰安婦」犯罪と強制連行、強制労働犯罪に対する真相調査活動、日本の過去の清算を求める国際的連帯運動が力強く繰り広げられたことについて一致して指摘した。

 また、日本帝国主義が日中戦争挑発以降、敗北するまでの期間だけでもおよそ840万余人に達する朝鮮人を強制徴発して奴隷労働と軍の性奴隷、侵略戦争の弾除けに駆り出し、そのうち多数の人々を無残に殺害したと述べた。

 そして、日本反動層がこのような反人倫的犯罪に対して誠実に謝罪する代わりに、戦後半世紀がはるかに過ぎた今日までも過去の犯罪の真相を隠ぺいし、歴史を歪曲するため卑劣に策動していると強調。最近、日本の右翼反動勢力が「拉致被害者」問題にかこつけて狂気じみた反朝鮮騒ぎを繰り広げているのも、過去の清算を公約した朝・日平壌宣言をくつがえし、過去の清算を回避することにその目的がある、と非難した。

 総会では、日本帝国主義の反人倫的犯罪に対する真相調査活動をさらに進めるとともに、アジアの被害国、地域の当該団体とより緊密な連携を保って日本の過去の犯罪を追及し、当面して日本の過去の清算を求める国際的な連帯、協議機構を1日も早く設けるための対策的問題が討議された。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.3.6]