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朝鮮中央通信、H2A発射を憂慮

 日本が「国家の安全保障と危機管理」の名分の下、初の情報収集衛星、大型運搬ロケットH2Aを打ち上げようとするのは、その軍事目的からして国際社会の大きな憂慮をかもし出さざるをえない。とくに、この打ち上げは「北朝鮮のミサイル脅威に対応」するものだと公言しているだけに、われわれの警戒心を呼び起こしている。

 日本では最近、われわれが「弾道ミサイルをふたたび発射するかも知れない」という世論と共に、これを適時に偵察し迎撃出来るよう徹底した準備を整えるべきだという主張が行われている。

 これは、日本が偵察衛星の打ち上げとミサイル防衛(MD)システムの導入を正当化するための詭弁に過ぎない。

 日本は折りに触れて朝鮮の「ミサイル脅威」についてうんぬんするが、われわれのミサイルは徹頭徹尾、自衛的性格を帯びるもので、われわれを侵さない国にはいかなる場合にも脅威にはならない。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.3.30]