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「戦争仕かけるなら、反米対決、終結させる」−金永春総参謀長が強調

 金正日総書記の国防委員会委員長推戴10周年を祝う中央報告大会が8日、平壌で行われた。

 大会には党と国家、軍の幹部、各層の市民らと訪朝中の外国の来賓、海外同胞らが参加した。

 大会では国防委員会委員の金永春朝鮮人民軍総参謀長が報告を行った。

 金総参謀長は、総書記が国防委員会委員長に推戴されたのは朝鮮の強化発展と革命偉業の遂行にとって歴史的意義を持つと指摘。軍事優先思想と路線を提示し全人民の一致団結と国防力の強化を成し遂げ、社会主義強盛大国建設で新たな歴史を築き上げたと述べた。

 また、6.15北南共同宣言を祖国統一運動の旗じるしとして掲げ、内外の反統一勢力による妨害に打ち勝ちながら民族主体で統一を成し遂げようと強調した。

 総参謀長はまた、最近の情勢に触れながら次のように強調した。

 こんにち、わが革命を取り巻く内外の情勢はとても複雑で先鋭化している。現在、米国をはじめとする帝国主義好戦勢力はいわゆる「反テロ」の口実のもと、主権国家であるイラクに対する武力攻撃を敢行しながら、世界の平和と安全を蹂躙している。

 歴史的に対朝鮮敵視政策を追求してきた米国は最近、ふたたび「核問題」を口実に朝鮮半島情勢を戦争の瀬戸際まで追い込んでいる。

 国連安全保障理事会が米国の対朝鮮敵視圧殺政策に悪用されるならすべての対話努力が破たんし、情勢が極端に激化することに対する責任はすべて米国が負うことになる。また、われわれは国の潜在能力を総動員して戦争を未然に防ぎ、祖国と民族の自主権と安全を守るための軍事的抑止力を備えざるを得ないだろう。

 われわれは戦争を望まないが、もし米国がわれわれの警告を無視し戦争の火蓋を切るのなら、わが軍隊と人民はこの機会を逃さず敵を壊滅することで、反米対決を終結させるだろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.4.10]