クロツラヘラサギ、コウノトリなど希少な鳥の宝庫 |
朝鮮には季節毎に珍しい鳥が飛来する。なかでも、クロツラヘラサギは世界的にも660余羽が夏の間、朝鮮西海岸の無人島、大甘島、小甘島の一帯で過ごす。 北東アジア特産種であるタンチョウヅルは、ロシアの極東地方と中国の東北地方に生息するが、越冬のため毎年10月中旬には朝鮮に現れる。 最近、黄海南道竜淵郡と甕津郡の田野でタンチョウヅルが確認されたが、西海岸で250余羽、東海岸で150余羽ほど確認されている。 ハクチョウは、この3、4年、毎年平均5000〜7000羽が飛来している。この冬も西海閘門で120余羽、金山浦で450余羽が越冬した。 その数が極めて少ないコウノトリとナベコウが飛んできた数はこの10年間、東海岸で5羽、西海岸一帯で最高36羽が記録された。 ナベコウは、この2年間連続して黄海南道康梃S東浦里一帯で10羽ほどの群が越冬。 科学院生物分院自然保護、資源管理研究センターの調査資料によると、朝鮮にアビ類、カイツブリ類、アヒル、ガンの水鳥類、ワシ、キタタキなど180余種の珍しい鳥が生息している。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2003.4.16] |