top_rogo.gif (16396 bytes)

新しいジャガイモ加工法を開発−朝鮮の軽工業科学分院加工研究所

 朝鮮の軽工業科学分院加工研究所では最近、新しいジャガイモ加工法を開発した。

 この方法は流れ作業で、ジャガイモライスやそば、パンなどを生産できる。

 新しい方法による工程システムは、皮むき、切断、搾水、粉混合、成型・包装からなっている。

 同研究所ではこの方法で、以前は主にデンプンの生産を基本にしていて捨てていたタンパク質、ビタミン、鉱物質など、ジャガイモに含まれている栄養成分をほとんどすべて利用して加工実収率を90%に上げた。

 また、採水状態でデンプン50%に他の穀物粉50%を混ぜる方法で1トン当たりのエネルギー消費を世界基準の12分の1に減らした。

 研究所では、亜鉛酸、塩酸などを利用した化学的方法ではなく、酵素処理方法でジャガイモの変色を防止する独特な技術も開発した。そして、ジャガイモパン生産でのデンプン混合比率も50%まで(現在、世界的にパンを作るのに2〜20%混合)上げた。

 生産されたジャガイモは発酵度と弾性復帰率において小麦粉のパンとほぼ同じで、硬くなる時間は2倍も長い。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.5.8]