朝鮮外務省代弁人、米の「テロ」レッテル非難 |
【平壌5日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】朝鮮外務省スポークスマンは5日、最近米国が朝鮮を「テロ」と結びつけて言いがかりをつけたことに関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。 去る4月30日、米国務省は「テロに関する定例報告書」で、われわれが米国の「対テロ戦」に実質的に協力する措置を取っていないだの、「テロ支援国」にミサイル技術を移転しているだのと、またしても言いがかりをつけた。 これは、米国がわれわれを孤立、圧殺する宣伝攻勢を繰り広げるたびに使ってきた決まり文句であり、ブッシュ政権の対朝鮮政策がいかに荒唐無稽なものかをそのまま示すだけである。 自国に従わない国に「テロ」のレッテルを貼り付け、軍事的に圧殺するのが米国の常套手段だということは周知の事実である。 現在、米国は「対テロ」を口実にして国際法や国連を無視し、反人倫的で反イスラム教的なイラク戦争のような国家テロ行為をはばかることなく強行する方法で世界を「アメリカ式」につくろうとしている。 しかし、それがわれわれに通じると思うなら誤算である。領袖、党、大衆が思想意志的に、道義的に一心団結したわが国に「テロ」のレッテルを張り付けてどうにかしようとするのは愚かな妄想に過ぎない。 米国の反共和国謀略策動は逆に、朝米間の核問題解決をより複雑にし、事態を悪化させる結果を招くだけである。 [朝鮮新報 2003.5.10] |