top_rogo.gif (16396 bytes)

科学院で工業的方法でマッコルリを生産する技術を開発

 科学院軽工業科学分院発酵研究所では、朝鮮固有の民族飲料マッコルリ(どぶろく)を工業的方法で生産する技術を開発した。

 馬在演博士をはじめ菌株探索・保存研究室の研究チームが開発したこの技術は、微生物注入による工業的生産方法である。

 この技術によれば、これまで、家庭や公共給養網で作られていた手工業的方法に比べ、その生産期日を10分の1に短縮しながらも、生産された飲料を1カ月以上保存することができる。殺菌処理後、炭酸ガスをまぜるので、飲料の味も独特である。

 飲料には、白米、小麦など主原料の栄養素がそのまま保たれており、インシュリン、ウロキナーゼに似た生理活性物質が含まれているので心臓疾患、脳血栓、糖尿病、高血圧、健忘症など各種疾病の予防にとても効果がある。

 乳白色の発酵飲料―マッコルリは、酒の味(アルコール5〜10%)、酸味、甘味もすっきりした飲み口の栄養価の高い飲料として人気が高い。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.5.16]