「亡命説」はねつ造と朝鮮中央通信 |
朝鮮中央通信は26日、米国と南朝鮮の一部のマスメディアが朝鮮の科学者たちや死亡した人が「亡命」したと報じていることと関連し論評を発表した。 論評は、「亡命説」は途方もないねつ造だとした上で、朝鮮が使用済み燃料棒の再処理作業がほとんど終わっていると明らかにしたことに対しても、翻訳上の誤りだの確認されていないだのと報道したと指摘。 また、中国側が送油管をふさいだため、朝鮮が北京会談に臨んだなどと偽りの報道を流したばかりか、最近では「偽造貨幣」「麻薬」問題をふたたび持ち出して、国際社会を納得させようと躍起になっていると強調した。 論評は、こうしたねつ造説は朝鮮のイメージを傷つけて国際的な制裁と封鎖を加えるための支持基盤を築き、朝鮮内部に心理的混乱を生じさせようとする卑劣な術策だと指摘。米国の心理戦がイラク戦争では通じたかもしれないが、朝鮮の前では無力なものだと強調した。 朝鮮中央通信はこれに先立つ19日、「吉在京副部長の亡命」説を否定する論評を発表。南の謀略家による朝鮮を孤立、窒息させようとの企図は荒唐無稽な妄想に過ぎないと非難した。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2003.5.30] |