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朝鮮アジア太平洋平和委員会、現代峨山株式会社が接触、共同報道文発表

 6月10日から13日まで、朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)と現代峨山株式会社(現代)が接触、13日に平壌で共同報道文が発表された。

 それによると、接触で双方はこれまで信頼と同胞愛に基づく各分野の協力事業を粘り強く繰り広げ、北南和解と統一愛国事業に寄与したことについて指摘し、今後、情勢がいかに変わろうとすでに合意した経済協力事業の膨大な内容を尊重し、揺るぎなく推進させることで認識を同じくした。

 この期間双方は、観光道路とコースを見て回り、観光活性化のための活動で多くの進展が遂げられたことについて指摘し、提起された重要かつ緊急な問題について深みのある協議を行い見解の一致を見た。

 1、金剛山観光問題に関連し双方は、(従来の)海上観光は6月25日から、陸路の試験観光を7月初から再開することにし、観光客の要求と便宜を保障する追加的措置を当該機関と協議次第、引き続き取ることにした。

 2、現代側は開城工業地区の建設を積極的に推し進めていく意志を再度表明し、双方は北南経済協力推進委員会第5回会議合意のとおり、同地区の着工式を6月下旬に行うことにした。

 これに関連し、6月30日までに工業地区開発、企業創設の規定を発表することにし、その他の規定についても早いうちに採択、発表するよう努力し、工業地区の測量と規定協議のための実務接触を開城で早いうちに催すよう関係機関に建議することにした。

 また、開城に工業地区建設事業全体のための現代側事務所を早いうちに開設することにした。

 3、双方は、柳京鄭周永体育館の開館行事を新型肺炎(SARS)対策措置の解除に従って早いうちに盛大かつ意義あるよう行うことにした。

 4、ア太委と現代はすでに合意した経済協力事業の重要性を再度確認し、この問題を協議、推進し続けることにした。

 上記の事項を円満に推進するため双方は、金剛山と開城、平壌で頻繁に会って提起される問題を協議することにした。

 宋浩京ア太委副委員長、方鍾三金剛山国際観光総会社総社長、現代の鄭夢憲会長、金潤圭社長がそれぞれ共同報道文にサインした。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.6.26]