期待持てない6者会談と朝鮮外務省代弁人 |
朝鮮外務省スポークスマンは8月30日、6者会談にこれ以上興味や期待を持てなくなった、と語った。朝鮮中央通信記者の質問に答えた。 その理由について、「(会談を通じて)われわれは、米国が関係改善の意志や政策転換の意志はまったく持っておらず、われわれと平和的に共存しようとせず、何としてもわれわれを完全武装解除させようとする下心を相変わらず追求していることを再度確かめることになった。結局今回の会談は、机上の空論に過ぎなかったし、逆にわれわれの武装解除のための場となってしまった」と説明している。 さらに、「われわれをして、自主権を固守するための自衛的措置として核抑止力を引き続き強化していく以外に他の選択の余地がないということをさらに確信させている」と述べた。 一方、朝鮮中央通信は29日、6者会談での各国代表の基調発言を詳報。米国が、言葉対言葉で政策意志を明らかにすることすらも完全に否定したことについて言及しながら、「次回の会談の展望そのものを危険に陥れた」と指摘した。同通信は、朝鮮代表が会談で示した、核問題解決のための一括妥結図式と同時行動原則を紹介している。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2003.9.2] |