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〈6者会談〉 興味や期待持てないと朝鮮外務省代弁人

 朝鮮外務省スポークスマンは8月30日、北京で行われた6者会談に関連した朝鮮中央通信記者の質問に答えながら、6者会談にこれ以上興味や期待を持てなくなった、と語った。全文は次のとおり。

 既報のように、去る27日から29日まで北京で朝米間の核問題に関する6者会談が行われた。

 今回の6者会談は、朝米間の核問題を対話と交渉を通じた平和的方法で解決するため、われわれが発揮した最大の雅量と善意によって開かれた。

 われわれはすでに、朝鮮半島の核問題を根源的に解決しようとする原則的立場から発して会談の形式にこだわらず、6者会談を直接開くという主導的な提案を示し、今回の会談でも朝鮮半島の非核化に関するわれわれの一貫した立場とその実現に向けた合理的で包括的な方途を提示した。

 しかし米国は、われわれのこうした善意と雅量にもかかわらず、今回の会談で対朝鮮敵視政策を放棄する意志はまったくなく、より高圧的な姿勢で既存の「先核放棄」主張よりも強硬な白昼強盗さながらの要求条件を露骨に持ち出した。

 米国は、われわれが「核計画」を検証可能で、取り返しのできないよう物理的に破壊する実践的な行動措置に移る時になってこそ、われわれの憂慮事項を論議することができると主張した。

 米国は、6者会談の期間に行われた朝米双務接触でも、われわれが提起した朝鮮半島の非核化を目標とする一括妥結案に伴う同時行動の原則を全面否定し、われわれが「核計画」を放棄した後も双務関係を正常化するためには、ミサイル、通常兵力、人権などその他の問題まで論議すべきだという主張を持ち出した。

 これは、朝米が互いに銃口を向かい合わせている状態で、米国は発砲しないからわれわれが先に銃を捨てよということであるが、それをいかに信頼してわれわれが銃を捨てられるかということである。

 幼い子どもでもこのようなことはしないであろう。

 われわれは、共に同時に銃を下ろし、平和的に共存しようということである。

 しかし米国はやみくもに、われわれが武装を捨ててから考えてみようということである。

 これを通じてわれわれは、米国が関係改善の意志や政策転換の意志はまったく持っておらず、われわれと平和的に共存しようとせず、何としてもわれわれを完全武装解除させようとする下心を相変わらず追求していることを再度確かめることになった。

 結局、今回の会談はわれわれの期待にあまりにも反する机上の空論に過ぎなかったし、逆にわれわれの武装解除のための場となってしまった。

 われわれは、このような百害あって一利なしの会談にこれ以上いかなる興味や期待も持てなくなった。

 これは、われわれをして自主権を固守するための自衛的措置として核抑止力を引き続き強化していく以外に他の選択の余地がないということをさらに確信させている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.9.4]