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最高人民会議第11期第1回会議〉 金正日総書記、国防委員長に再推戴

 最高人民会議第11期第1回会議が3日平壌で行われ、金正日総書記が朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長に推戴された。会議ではまた、最高人民会議常任委員、国防委員会委員、内閣メンバーなどが選出され、最高人民会議決定「朝米間の核問題に関連して朝鮮外務省が取った対外的措置を承認することについて」が採択された。

 会議には、金正日総書記をはじめ、8月に選挙された最高人民会議代議員が参加した。徐萬述総聯中央議長など5人の同胞代議員が含まれている。

 また、オブザーバーとして、党・武力機関、政権機関、社会団体、省・中央機関の幹部、科学、教育、文化芸術、保健医療、出版報道部門の幹部らが出席した。

 会議では、金永南代議員が、金正日総書記を国防委員長に再び推戴する朝鮮労働党中央委員会と朝鮮労働党中央軍事委員会の提議を会議に提起した。これに対しすべての代議員と参加者が支持と賛同を表し、会議は国防委員長推戴を厳かに宣言した。

 会議では、国家指導機関を選挙した。金永南最高人民会議常任委員長をはじめ16人の副委員長、委員などと、趙明禄国防委員会第1副委員長をはじめ8人の副委員長、委員が選挙された。さらに朴奉珠氏を総理とする内閣メンバーが任命され、中央検察所所長の任命、中央裁判所の所長も選挙された。

 会議ではまた、正当防衛手段として核抑止力を維持し、引き続き強化していくことを内容とする会議決定「朝米間の核問題に関連して朝鮮外務省が取った対外的措置を承認することについて」が全会一致で採択された。会議は、「当該の措置を取ることに決定」した。

 朴奉珠代議員が内閣メンバーを代表して宣誓を行ない、先軍路線の貫徹、国家経済力の構築などに尽力することを誓った。

 今回の会議と関連し3日付労働新聞は、「共和国の歴史に新しい章を開くことになる意義深い会議」と題する社説を掲載。「会議は、総書記の遠大な強盛大国構想を全面的に開花させるうえで重要な契機となる」と、意義を強調している。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.9.6]