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「まず過去の清算を」と労働新聞

 27日付労働新聞は、「日本の執権層は、拉致問題の解決を朝・日関係正常化の前提条件とし、われわれから何らかの政治的譲歩を引き出そうと卑劣に行動している」と非難した。とくに9月19日安倍自民党幹事長が、「拉致問題に対する幕を下ろしてはならない」「いかなる補償にも応じてはならない」と発言したことを挙げながら、「今になっても拉致問題をどうのこうの言うのは、平壌宣言に難癖をつけ、否定するのと同じ」だと指摘した。

 また、「過去の清算は朝・日国交正常化の中核であり、キーポイント」だと指摘しながら、「日本の政治家が正常な思考を持っているのなら、まず過去の清算に取り組むべき」だと主張した。さらに、「国交正常化を日本がわれわれに与える『恩恵』や『プレゼント』だと思う誤った考え方を捨てるべき」だと強調。「日本が拉致問題を持ってわれわれを悪らつに中傷し、騒ぎ立てるほどわが人民の対日感情はいっそう高まるであろう」と警告した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.9.30]