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「次回6者会談約束していない」と朝鮮外務省代弁人

 朝鮮外務省スポークスマンは9月29日、米国が朝米間の核問題の「平和的解決」について世論化している事に関連して、朝鮮中央通信記者の質問に次のように答えた。

 最近、米政府の官吏らは核問題を「平和的に解決」するため努力しており、次回の6者会談のため「新しい案」を準備しているかのように世論に広めている。しかし、いまだにわれわれに対する政策転換の意志を明らかにせず、「核計画の放棄」を要求している。

 ここからわかるのは、米国が「核問題の平和的解決」を望んでいるというよりも、核問題の公正かつ速やかな解決を求める世論を欺き、われわれに対する軍事的侵攻の準備を覆い隠し、大統領選挙戦を無難に済ませようとするところに偏っている事である。

 交戦一方が他方に先に手を上げろという米国の一方的主張が「平和的解決策」を意味するものなら、それが招くものは結局、戦争でしかない。すでに明らかにしたように、われわれは次回の6者会談についていかなる約束もしていない。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.10.2]