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労働新聞、過去の清算なき関係改善はありえない

 4日付労働新聞は、「過去の清算なき関係改善はありえない」と題する論評を掲載した。

 論評は、日本反動層が最近、国際舞台で共和国の拉致問題を引き続きけん伝し、朝・日関係をいっそう複雑にしているとし、次のように指摘した。

 日本政府が騒ぎ立てる拉致問題について言えば、何人かの日本人問題として、昨年9月の朝・日平壌宣言の発表ですでに解決された問題である。

 ところが、日本当局者らは今も、国際会議の場でわれわれの拉致問題を持ち出している。ここには陰険な下心が潜んでいる。彼らは、拉致問題を国際化して国際舞台でわれわれのイメージを傷つけるとともに、それにかこつけて過去の清算をうやむやにしようとしている。

 朝・日関係改善において基本中の基本は日本の過去の清算である。

 日本の高位当局者が朝・日平壌宣言を通じて過去の犯罪を認め、その清算に臨むと明らかにした以上、日本政府は拉致問題を騒ぎ立てる前に、かつて日帝がわが国で働いた凶悪な犯罪行為に対して深刻に反省し、その履行に臨むべきである。

 過去の清算は単純な人道的問題ではなく、必ず解決すべき深刻な政治的、国際的問題、歴史的課題である。

 日本が執ように持ち出す拉致問題は純粋に人道的問題である。ところが日本は、こうした問題を政治化して不純な目的に利用しようとしている。

 日本はしかと知るべきである。

 かつて朝鮮人民に働いた前代未聞の罪悪に対する真相調査と誠実な謝罪、補償など過去の清算問題が解決されないうちは朝・日関係がいつまで経っても改善されないであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.10.9]