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済州道北南民族統一平和体育文化祭典開幕

 【済州市発=李松鶴記者】済州道北南民族統一平和体育文化祭典が24日、西帰浦ワールドカップスタジアムで開幕した。祭典は分断史上初めて北南が開催する行事だ。

 開幕式には金永大北側祭典準備委員長(民族和解協議会会長)を団長とする北側代表団190人、改革国民政党代表の金元雄、「大韓体育会」会長の李衍沢南側祭典組織委員会共同委員長らと済州道民をはじめ多くの南側市民が参加した。「アリラン応援団」をはじめ場内を埋めた観衆らは、「わが民族同士」「祖国統一」などと叫びながら、北側代表らを熱烈に歓迎した。

 式では、李衍沢委員長が開幕の辞を述べ、続いて金永大北側団長、金元雄委員長、禹瑾敏済州道知事らが演説。祭典の開催は民族共同の慶事であり、6.15共同宣言の結実であると強調しながら、統一への道は決して穏やかではないが、統一に向かって7000万の全民族が固く団結していこうと呼びかけた。

 続いて聖火儀式が行われた。北のチョン・ソンオク世界女子マラソン選手権者、南のパク・ウンソン女子サッカー選手が白頭山、漢拏山聖火を聖火台にともした。開幕式の後、北南女子サッカー競技が行われ、4−0で北側が勝利した。

 開幕式に先立ち、済州国際コンベンションセンターで北側の美術作品253点が展示された民族平和美術展、北南選手らによるシルム(朝鮮相撲)、クネ(朝鮮ブランコ)などの民族競技が行われた。また23日、南側祭典組織委員会は北側代表団のために宴会を催した。

 北側代表団は23日、空路で済州道に到着した。27日平壌に戻る予定。

[朝鮮新報 2003.10.25]