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「書面不可侵」考慮の用意と朝鮮外務省代弁人

 朝鮮外務省スポークスマンは25日、ブッシュ米大統領が最近タイで行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議期間、朝鮮に不可侵を書面で保証できるとのべたことと関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、「米大統領の発言がわれわれと共存しようとする意図から出たものであり、同時行動原則に基づいた一括妥結案を実現するうえで肯定的な作用をするものなら、それを考慮する用意がある」とのべた。また、「われわれのこうした立場は、朝米が同時行動原則に従って問題をひとつずつ解決していくプロセスを通じて信頼を築き、共存の基礎をもたらすことができるという期待から発している」と強調した。

 さらに、朝鮮は「すでにこのことについて、ニューヨーク接触ルートを通じて米国側に伝え、米国の真意を確認中」であり、「米国側はニューヨーク接触を重視し、これを続けていく立場を強調」した事実について指摘。また、「同時行動原則を受け入れようとする意志が確認されない限り、現状態で6者会談について論ずるのは時期尚早である」とものべた。

 スポークスマンは、「同時行動原則に基づいたわれわれの一括妥結案が実現されるなら、朝米間の核問題は簡単に解決されるであろう」と強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.10.28]