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朝鮮各紙、ハンナラ党党首の言動非難

 朝鮮中央通信は22日、ハンナラ党の崔秉烈が20日、同党常任運営委員会で南朝鮮占領米軍の基地移転に関する米国の強盗さながらの土地使用要求を受け入れるべきだと公開的に政府を脅迫したことと関連して論評を発表し、次のように指摘した。

 米国はソウルの竜山基地を移転した後、土地87万坪のうち、27万坪を使い続けると言い張っており、南朝鮮政府は17万坪以上は無理だという立場を取っているという。

 崔秉烈は、もし政府が米国側の要求を無視して17万坪だけを米軍側が使うようにする土地使用計画を作成する場合、国会で通過させないと脅した。

 これこそ、事大売国妄言の極致である。

 民族の利益は眼中にもなく、ひたすら党派の目的のみ追求しながら逆賊行為に明け暮れるハンナラ党が、南朝鮮人民のなかで「タンナラ(他国)党」として嘲笑と非難にさらされているのは周知の事実である。

 しかし、今や「タンナラ党」という国籍不明の党名さえ色あせてつくり直す時が来たようである。

 崔秉烈の妄動は、あたかも米国の共和党がハンナラ党に変身して国会の多数議席という首輪で南朝鮮政府の首を締めつけるのではないかという錯覚を起こすほどである。

 このような親米分子が代表として居座っている反逆党が「第1野党」だとして、ごう慢と独善で南朝鮮の政治を牛耳る限り、民族の和解と団結、共同の繁栄は支障を受けざるを得ない。

 同族には「特検」の刃物をためらうことなく振りかざし、外部勢力にはへつらいながら汚い残命を維持しているハンナラ党の親米保守勢力は、人民の厳しい裁きを受けるであろう。

 一方、23日付の労働新聞は署名入りの論評で次のように指摘した。

 現在、崔秉烈一味は南朝鮮と米国間の最大の懸案であるイラク追加派兵と竜山米軍基地移転問題に関連して上司の歓心を買い、機嫌を取ろうと奔走している。米国のためなら自分のズボンを脱いで見せる崔秉烈は、今回も竜山米軍基地移転問題をめぐって米国と「不協和音」を起こしている当局を脅し、責めつけて是が非でも上司の顔を立てて利益を守ってやろうとそのような親米妄言を吐いたのである。

 彼の妄動は、20世紀初、わが国をそっくり日帝に売り渡した「乙巳五賊」の逆賊行為に決して劣らない。

 崔一味が南朝鮮人民と朝鮮民族に及ぼした害毒は計り知れない。毒草は根こそぎにすべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.11.27]