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H2A打ち上げは平壌宣言違反と労働新聞

 6日付の労働新聞は最近、日本宇宙航空研究開発機構が政府の情報収集衛星2基を搭載した主力ロケットH2A6号機の打ち上げに失敗したことと関連して論評を発表した。

 論評は、今回の衛星打ち上げは朝鮮に対する情報収集を任務とする軍事偵察衛星の打ち上げであり、日本の軍事大国化策動の一環であると指摘した。

 朝鮮はすでに、日本が2基の偵察衛星を打ち上げれば朝鮮を狙う敵対行為になり、朝鮮に対する重大な脅威になると警告した。

 今回のH2A6号機の打ち上げについて論評は「日本のこうした行為は、朝・日双方が互いに他方を脅かす行為をしないことについて規定している朝・日平壌宣言に対する明白な違反となる」と指摘した。

 さらに論評は日本の対朝鮮敵視政策と軍事大国化策動によって今後、朝鮮半島情勢がいっそう複雑になるのは言うまでもなく、北東アジア地域で新しい軍拡競争が起こりかねないと主張した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2003.12.12]