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東京の祐天寺で第15回朝鮮人戦争犠牲者追悼会

 第15回朝鮮人戦争犠牲者追悼会が22日、東京都目黒区の祐天寺で行われ、同胞、日本市民ら30余人が参加した。本堂での追悼法要に続き、「浮島丸事件」をはじめ戦争による同胞犠牲者の遺骨1136柱が安置されている納骨堂で焼香が行われた。

 同寺には、「浮島丸事件」の犠牲者をはじめ、旧日本軍として特攻隊や南方戦線に送られた朝鮮人らの遺骨が安置されている。ほとんどは創氏改名された日本人名のままだ。

 法要に初めて参加したという日本人女性(79、都内在住)は、「長いこと異国でどんな寂しい思いをして亡くなったのかと思うと日本人として胸が痛む」と霊前で手を合わせた。世話人の一人、鈴木公一さんは、「自国の加害の歴史を忘れないことが平和につながっていくとの思いから、日本人自身の問題として取り組んできた。これからも目黒市民の力で遺骨を見守り続けたい」と語った。

[朝鮮新報 2003.8.29]