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〈総連福岡県本部へのテロ〉 犯人逮捕、再発防止求め社民党県連合がコメント

 総連福岡県本部と朝銀西信用組合福岡支店から爆発物らしきものが発見された事件で、社会民主党福岡県連合代表の渕上貞雄氏(参議院議員)、幹事長の手嶋秀昭氏は8月27日、連名で次のようなコメントを寄せた。

 こうした暴力事件やテロ行為は絶対に許されない。

 時あたかも、「万景峰92」号の新潟入港や「北朝鮮の核開発の行方を占う6者協議」を前にした時期であり、犯行は朝鮮総連への直接的な攻撃であるばかりか、地域住民を巻き込み、在日朝鮮人に対する差別をあおる目的としていることは明らかだ。

 社民党福岡県連合は朝鮮総連福岡県本部とのこれまでの相互信頼に基づく友好な関係の上に立ち、次の事項の推進に努めていく。

 1、 いかなる理由があるにせよ、テロ・暴力行為を断じて認めることはできない。関係機関に対し責任を持って犯人の早期逮捕、事件の解明と再発防止措置を講じるよう強く求める。

 2、朝鮮に対し、日朝平壌宣言に基づく対話を誠実に進め、拉致問題の早期解決を強く求める。

 3、核開発、ミサイル問題については6者協議が成功するよう、政府に対し最大の外交努力を図り、一日も早い正常な国交回復を図ることを求める。

 4、そのためにも、私たちは過去の忌まわしい歴史的事実を受け止め、和解と協調の時代の扉を開き、真に差別のない平和と安定の国際社会建設に向けた行動を今後とも展開していく。

 一方、日本共産党福岡県議会議員の高瀬菜穂子氏は、「関係者はもとより、地域住民をも巻き込む卑劣なテロ行為であり、許しがたい暴挙である。わが党はもともと『テロ行為』はいかなる理由があるにしろ、罪のない人々を巻き込む反社会的行為として、厳しく糾弾してきた。捜査当局は、犯人の逮捕と再発防止のために万全の措置を講じるよう強く求める」とのコメントを寄せた。

[朝鮮新報 2003.9.2]