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李昇昊のツボ教室〈9〉−二日酔いのツボ

 お酒に強い弱いがあるのではなく、アルコールの処理能力に個人差があるだけなのです。体調が悪かったり、胃腸の調子をこわしている時は、少量のお酒でも二日酔いを起こしてしまいます。吐き気、めまい、頭痛、胸焼けなどさまざまな症状が表れます。

 「代表ツボ」

 ▽ 内庭(ないてい)
 1、爪楊枝の頭の方で、やや強めに5分間押さえる。5秒押して2秒休む感覚で行う。
 2、そこへ簡単灸を3つすえる。
 3、お灸の後に、米粒などを絆創膏で貼り付ける。時々、その上から強めに押さえて刺激を与える。

 ▽ 神闕(しんけつ)
 1、神闕がかくれる程度に、粗塩(なければ食塩)を盛る。
 2、塩がこぼれないように、その上から絆創膏などで覆う。

 「ポイント」

 ●神闕の塩は1日そのままにしておきます。
 ●必ず表れる症状が決まっていれば、あらかじめそのツボ療法を行っておきましょう。
 ●楽しくお酒を飲むには、自分の適量をわきまえ、体調を整え、あらかじめそのツボ療法を行っておきましょう。(うえの針灸整骨院院長、TEL 03・3832・6899)

[朝鮮新報 2003.1.10]