「民族」を大事にしてほしい |
金一志古典舞踊学院長・連輝舞踊団代表 金一志さん 「在日同胞には、『民族』というものを本当に大事にしてもらいたい」 金一志古典舞踊学院長である金一志さん(35)は、去年12月末に行われた、朝青京都支部主催の「興(フン)LIVE」に出演し、「若い世代と共に『民族』の芸術を追求するのはとてもいいこと」と話す。 1996年2月、京都に「金一志古典舞踊学院」を開校し、伝統舞踊と伝統音楽の指導を行っている。00年12月には、「金一志伝統芸術団」を設立し、「KOREAスーパーエキスポ2001」や「日韓ワールドカップ記念行事」に出演するなど、日本で精力的な公演活動を行っている。 また、数々の舞踊コンクールにおいても受賞を重ねている実力者だ。 「私たちの公演が『日韓の掛け橋』とよく言われるが、それほど意識したことはない。活動するのは、ただウリチュムが好きだから」 南の大邱で生まれ、7歳から古典舞踊を始めた。釜山仏教芸術大学を卒業後、語学を学ぶため京都にある日本語学校へ通い始めたのが18歳の時。日本に住み、現在も年に1、2回はソウルで本格的に舞踊の勉強を続けている。在日同胞と結婚し、子ども3人をウリハッキョへ送る。 「日本に住むうえで民族教育はとても重要。同じ朝鮮民族なのに総聯も民団も関係ない。互いが認め合い、身近にできることからやっていかなければ。舞踊を通して統一のための活動を続けていきたい」 [朝鮮新報 2003.1.18] |