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李昇昊のツボ教室〈10〉−腰痛のツボ

 腰が痛いといっても、内科、婦人科などに原因があることも少なくありません。圧倒的に多い腰痛は、筋肉の疲労や姿勢が悪くて腰に痛みが出るものです。ツボ療法はとても効果的です。すぐにでも始めましょう。

 「代表ツボ」

 ▽中封(ちゅうほう)
 1、爪楊枝の頭の方で、やや強めに5分間押さえる。5秒押して2秒休む感覚で行う。
 2、そこへ簡単灸を3つすえる。
 3、お灸の後に、米粒などを絆創膏で貼り付ける。時々、その上から強めに押さえて刺激を与える。

 「症状別のツボ」

 ●腰が冷えて、天気が悪いと痛む。
 陰陵泉(いんりょうせん)
 ●腰に熱感があり、下半身に汗をかきやすい。
 承山(しょうざん)
 ●同じ場所が刺されるように痛み、夜になるとひどくなる。
 行間(こうかん)
 ●足腰に力がなく、疲れると悪化する。
 太谿(たいけい)

 ※各ツボの刺激方法は、@爪楊枝の頭の方で、やや強めに5分間押さえる。5秒押して2秒休む間隔で行う。Aそこへ簡単灸を3つすえる。

 「ポイント」

 ●動いて痛まなければ、腹筋、背筋を鍛える目的で運動しましょう。

 「方法」

 肩幅くらいに足を開いて立ち、ひざを軽く曲げて、ゆとりを持たせる。そして、上体だけを右に向けたり、左に向けたりとゆっくり回し、両腕を脱力させて、その動きにあわせて身体に自然に巻きつけるようにぶつける。毎日10分間行うと足腰に力が出てきます。(うえの針灸整骨院院長、TEL 03・3832・6899)

[朝鮮新報 2003.2.7]