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東京・小平で華雪書芸教室作品展

 東京・小平のギャラリー青らんぎで9〜11日、華雪書芸教室作品展が行われた。西東京地域の朝鮮学校児童や同胞に20年間書芸を教えている李順分さんに学ぶ10〜60代の生徒26人の30作品が展示された。

 幼い息子の独り言を詞にしたり、カラフルな扇に笑いを表わす擬声擬態語を書き込んだウリクル(酔軒 越)による創作作品、訓民正音創始者の朝鮮王朝4代国王・世宗が残した文章や東晋の書家・王義之の「蘭亭序」など漢字の作品に挑戦したものも。ウリクルの歴史や日々の暮らしが息づく作品が木材をベースにした会場に薫りある空間を作りだしていた。

 李順分さんは、南の現代グループの鄭周永名誉会長が98年、501頭の牛を連れて故郷の朝鮮を訪問したことに深い感銘を受け、創作した「社脅(牛の群)」を展示した。「先祖たちの思いが込められたウリクルを愛し、楽しく豊かな表現を続けたい」と話していた。

朝鮮新報 2003.2.20]