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音楽通じ朝・日交流−大阪で第4回虹のかけ橋コンサート

統一への思いをこめ「トンイルムジゲ(統一の虹)」を歌うオモニたち

 「第4回虹のかけ橋コンサート」が4月3日、大阪市のドーンセンターで行われ、約550人が観覧した。

 朝・日の人たちが手を取り合って作るという趣旨で始まった同コンサート。4回目を迎えた今公演には、日朝音楽交流に活発に携わる小笠原美都子さんを始め、ほか4人の日本の出演者たちと女性同盟大阪の各支部・分会のチャンゴサークル、舞踊サークル、コーラスサークルのメンバーが出演した。友情出演として男性2人も舞台に立った。

 オープニングでは、女性同盟の8つのチャンゴサークルが「サムルノリ」を披露。

 去年7月に全国デビューを果たした遠山洋子さんは、デビュー曲の「なごり宿」と「ウリヌンハナ(私たちはひとつ)」を熱唱し、観客席に降り立ち握手を求めるなどのパフォーマンスで観客を楽しませた。

 また、藤本幸さんのピアノ演奏「プレリュードop.28F moll(ショパン)」が披露され、「ネナラ(我が祖国)」を東大阪商工会副理事長の金君洙さんの独唱とともに演奏した。

 日本舞踊を披露した赤堀輝京さんと、流ちょうな朝鮮語で「ピョンヤンの明日を歌おう」を歌った小笠原美都子さんの歌声に観客は大いに沸いた。そのほか、朝鮮舞踊や文芸同大阪支部顧問の文祥介さんのチャンゴを使った民謡メドレーにも惜しみない拍手が送られた。

 最後は、女性同盟の各コーラスサークルの合唱と出演者と観客が「友よ」を歌い上げフィナーレを迎えた。公演を終えた出演者たちは終始笑顔でみんな満足げな様子だった。

 小笠原美都子さんは、「音楽を通じて日朝の友好を深めようと今までやってきた。これからもその気持ちには変わりはない。今年も親善、平和の祭典である『4月の春親善芸術祭典』に参加できることをうれしく思っている。これからも手を取り合って前進していきましょう」と語った。(金明c記者)

[朝鮮新報 2003.4.10]