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夢は「宣伝、配給の達人」

アルバトロスフィルム 安成美さん

 「映画が好き!」

 好奇心の赴くままこの業界に飛び込んだ。持ち前の明るさと屈託のない笑顔で、上映作品について説明する。主な仕事の内容は、映画の宣伝、配給。

 出版社や新聞社への売り込みのほか、都内を中心に、ブティック、CDショップ、カフェなどにも宣伝用のチラシを置かせてもらう。

 「初仕事のとき、大きな紙袋に5000枚のチラシを詰め込んで、原宿、渋谷で、片っ端からショップを回った」

 なかなかの気合いの持ち主。「朝高時代の長距離通学と民族楽器の部活動で鍛えられていますから」と、にっこり笑う。

 売込みの仕事を通じて「人への接し方」も学んだ。「他愛もない会話を通じて人間関係を築くのも大切なんです」と話す。

 「まだまだひよっ子」と謙虚。夢は「将来的に宣伝、配給の達人になること」。22歳。

[朝鮮新報 2003.4.30]