6.15共同宣言発表3周年記念特別公演「オー! 統一コリア」−朱相礎実行委員長に聞く |
6.15共同宣言発表3周年に際し6月6、7の両日、金剛山歌劇団「響(ヒャン)」と南のユンドヒョンバンドの特別公演「オー! 統一コリア」が東京都北区十条の東京朝鮮文化会館で行われる。公演実行委員会委員長の朱相礎・朝青中央委員長に話を聞いた。 ―公演を行うことになった経緯は。
周知のように昨年9月中旬以降、在日同胞に対する抑圧やべっ視が一層激しくなった。米国によるおりからの戦争策動により朝鮮半島情勢も緊迫化するなど、私たちを取り巻く環境は危機的状況に陥った。こうした中、同胞青年をはじめとする若い世代の間に不安や落胆、孤独感が広がっていった。 当時、朝青ではこんな時に何ができるのかということを論議したが、彼らに夢と希望を与えることが大切だということになり、その具体策について検討した。その結果、祖国の統一と朝・日国交正常化のために出来ることをやってみようということになった。折しも6.15共同宣言発表3周年を迎えるということもあり、今公演を行う運びになった。 出演者に「響」とユンドヒョンバンドを選んだのは、異国の地で民族性を守っている「響」と、昨年9月、平壌で公演を行ったユンドヒョンバンドが一つの舞台に上がることで、6.15共同宣言発表3周年を祝い同胞青年たちに力と勇気を与えたかったからだ。 ―公演の目的と内容は。
公演のテーマは、「民族、統一、青春」。民族同士で力を合わせれば統一を早められるということをアピールしたい。 在日同胞と南のアーティストが一つの舞台に上がるのは今回が初めて。こうした公演が実現可能になったのもすべて6.15共同宣言があったから。一緒にやることの大切さを感じてくれればと思う。 公演ではまず「響」が出演し、その後ユンドヒョンバンドが、そして最後は共演という形になる。 今公演には在日同胞青年はもちろん、南から来た人たち、日本の人々も招いている。また、公演の場所を東京朝鮮文化会館に設定したのは、ユンドヒョンバンドのメンバーが民族教育に感嘆し、自分たちも民族教育の役に立ちたいという要望を受けたものだ。 ―現在の準備状況は。 日本や南のマスコミなどを通じて宣伝を行っているほか、本公演の公式ホームページも設けチケットの販売などを行っている。また、南の人たちが多く居住する新宿などでもチケットを販売している。準備も着々と進んでおり、詰めの段階に入っている。 今回の公演は、6.15共同宣言の精神に沿って在日と南のアーティストが一つの舞台で公演し、統一への思いをアピールしようというところに目的がある。公演を観覧した人たちが、心を一つにすることが統一へとつながるという思いを抱いてくれたら、と思う。そのためにも一人でも多くの人たちが観覧、支持、共感してくれることを願っている。 チケット購入方法 ・インターネット(URL=http://www.kyn.ne.jp/tongilkorea/)から購入 [朝鮮新報 2003.5.22] |